中性脂肪が低い:甲状腺機能亢進症-バセドウ病となる症状とは

2017年8月7日

Blue pepper meat

中性脂肪の正常値は、30~149mg/dlとなっており、中性脂肪値がこの範囲を超えて再検査となってしまう場合、圧倒的に149mg/dlを超えてくる、数値が高くなる場合がほとんどです。しかし、中性脂肪の値が低くなる可能性もあり、その要因や疾患の可能性などを抑えておきます。

中性脂肪の数値が基準値よりも下がる要因

  • 甲状腺機能亢進症
  • 栄養不足(慢性的な食生活によるもの、ダイエットにより栄養価の偏りがある)
  • 過剰な運動をした直後に検査をした結果である
  • 肝機能の低下

これらの要因が考えられます。中性脂肪は毎日の活動エネルギーの中心となるため、規定値よりも少なくなってしまうと息切れがしたり、めまいがしたり、体が思うように動かない症状になります。人によっては頭痛がするため、正常な日常生活を送ることが困難な状態となります。

甲状腺機能亢進症とは代謝が高くなる症状

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に出過ぎてしまうことから、全身の細胞の新陳代謝が高くなりすぎてしまう疾患です。甲状腺が腫れる、手先の震え、脈が速くなる、疲労感を感じる、汗をかく、動悸がする等の症状が現れるなどの症状があります。

甲状腺機能亢進症の原因は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)が正常にコントロールされ甲状腺ホルモンがバランス良く分泌される状態が正常ですが、甲状腺刺激ホルモンではない甲状腺受容体抗体というタンパク質が刺激をすることにより、甲状腺細胞の甲状腺ホルモン受容体の抗体ができてしまいます。多くの甲状腺機能亢進症はこのタイプであり、発見者の名を取りバセドウ病とも言われています。

一般的な食事を摂取している状態であれば、中性脂肪値が基準値よりも下回ることはあり得ない事であり、甲状腺の異常でない場合は、極端なダイエットなどをしている状況が考えられます。

中性脂肪の値も下がりすぎる事がある

精神的な影響などで食事の量が減少していたり、過激なダイエットにより必要最低限の摂取カロリーを下回っている場合、中性脂肪の値も同様に下がりすぎる状況が考えられます。日常生活に必要な量の中性脂肪が得られなくなると、動脈硬化の可能性も高まります。

この状況を改善するには対策はダイエットを中止し、一般的な食事の量をキープするだけで正常値に改善できるはずです。

腎臓の機能が低下し中性脂肪の値が下がりすぎることも

体脂肪が多く、肥満体型の人であっても中性脂肪の数値がかなり低くなる条件に、トップアスリートの方の生活スタイルがあります。がっちりした健康的な体型にも関わらず、過酷なトレーニングを日課としているため、中性脂肪が過激な運動により消費されてしまい、数値が大幅に低くなる可能性があります。

そして、中性脂肪と非常に関係の深い腎臓の機能が影響している可能性があります。食事で摂取した脂肪分は小腸などで吸収された後は肝臓に集あつまります。そして、肝臓内の脂肪細胞にて中性脂肪が作られていくのですが、この働きが肝機能の低下によりしっかりと働かない可能性があります。

同様に、アルコールを摂取した場合にも肝臓にアルコールが集められて中性脂肪が増加していくのですが、肝機能の異常により中性脂肪が増えない状況が考えられます。

肝機能が低下してしまう要因は、ストレスや遺伝的な要因なども関連して正確な判断が難しくなるため、すぐにお酒を止めて医療機関を受診する事が重要となります。

Posted by NewVic