1,000オーバーになったらどうする?

2018年6月5日

A fat man

特定健診(メタボリック健診など)を受診して結果を見てみると・・・

中性脂肪値 = 1,030

のような検診の結果を目にすることがあるはずです。

中性脂肪の上限では、150mg/dlまでとされますが、最近では他の数値のバランスによっては、「198mg/dl」あたりまでは問題ないという考え方もあります。しかし、1,000オーバーとなれば話は違ってきます。

数値が1,000を超えてしまった時には

中性脂肪値の結果が1,000を越えてくると慌ててしまいますが、まず最初に考えるのは「検査のミス」です。

  • 検査をした病院側の手違いだあったのではないか?
  • 検査に入る心得を自分が守れていない可能性がある

病院側の手違いは考えにくいですが、おかしな数値を修正するために再検査をすることは「当然の流れ」として、深く考えずに再検査に望む事が有効となります。

生活習慣病検診のルールを守ること

可能性の高そうな部分は、特定健診(生活習慣病検診)の受診に関するルールを守っていなかった可能性です。以下の規定を守って検査に望まないと、中性脂肪の値が1,000オーバーになってしまう可能性も考えられます。

  • 午前の検診の場合:前日の夜間10時から絶食する(12時間以上食事を控える)
  • 水分の摂取は可能であるが、アルコール類の摂取を控える

食事を食べた後に検査をすると、血糖値の数値や尿検査の値が大きく変化してしまう可能性があります。血糖値の変化と共に、中性脂肪値も連動して大きく数値が変わってしまうので、絶食の時間を守る事が重要となります。

お酒が残っていると中性脂肪値に影響する

アルコールを多く摂取してしまうと半日程度では抜けきれないので、二日酔いの状態で検査に望む事になります。その結果、異常値が計測されてしまう可能性が考えられます。

12時間以上前であってもアルコールの量によっては検査に影響する

アルコールが体内に残った状態で検査をした場合には脱水症状となるため、尿検査においても「尿タンパクが陽性」を示す可能性があります。その他、尿酸値、尿糖などの数値にも影響が出る可能性が高くなります。

いつも飲んでいるお薬・喫煙はOK

健康診断などの検査結果に影響が出るのは、胃の中に食べ物があったり、体内にアルコール分が残っていたりする状況であり、毎日就寝前に飲んでいる薬などは制限されないはずです。

気になるなら毎日服用している薬の影響を事前に確認しておく

また、検査開始まで12時間以内であったとしても、前日(就寝する前)であれは、喫煙は問題無いとされています。

ルールを守った検査結果で1,000オーバーとなる

中性脂肪値が1,000オーバーになっている場合、検査結果の通知書に「再検査をするべき」という注意事項がが記載されます。

間違いのない正確な中性脂肪値を調べるために、再検査に望む

人間ドック学会が示している一般的なルールにおいては、250mg/dl以上の数値が出た場合には精密検査が必要となっています。中性脂肪の異常値が今回が初めてであれば、次の検査を確認してから対策を考えるべきです。

食後数時間後なら、誰でも1,000を超える可能性がある

ここで疑問になるのは、問題のない中性脂肪値の上限を200mg/dlとするなら、その数値の5倍以上の数字が出てしまう状況が考えられるのか?という部分ですが、答えは以下となります。

中性脂肪の数値は健康な人でも、短い時間だけ1,000を越える事がある

中性脂肪の数値は食事を終えてから30分から1時間後に上昇し始めて、5時間後あたりにピークが来ます。この時には正常な人でも相当高い数値(1,000を越えることもあります)になります。それから時間の経過と共に徐々に下がり始めます。

そのため、正常値を計測するには食事を終えてからの時間経過が最重要であり、「12時間以上の空腹の時間」がなければ正しい数値の計測が困難となります。

正しい検査手順でに1,000を超えるのは希である

お酒を飲み続け、脂っこい食べ物を摂取している状態である場合、中性脂肪値が1,000を越えることは珍しいことではありません。しかし、この状態は食べている状態で計測した時です。これが検査結果の数値となるのはかなり希なことです。

正しい検査結果として、中性脂肪値が1,000を超える事は希である

もう一度検査に行く際には、12時間以上の空腹を守ります。食事だけでなく、お酒やガム、タブレットなども禁止です。水分補給も、ミネラルや味付けされた「風味のある天然水」を避けて、浄水器の水などをにするべきです。

1,000を超えると薬が処方される

再検査の結果においても、やはり数値が1,000mg/dlを越えてくる場合には、中性脂肪値を下げるための薬が処方されるはずです。

中性脂肪値が、300~500mg/dlを超えると薬が処方される

投薬治療とともに、直ちに医師の指導のもと食事療法を開始します。糖質や炭水化物の量を適正値に抑え、間食をなくして摂取カロリー量を抑えます。禁酒、禁煙、毎日のエクササイズプランを指導されます。

まとめ:中性脂肪値が1,000を超えてしまった

中性脂肪値が1,000をオーバーした場合、慌てずに再検査の手続きを早めに行います。そして、再度の検査でも1,000以上の数値となる場合、肝臓への悪影響が懸念されるため早急に薬物による治療が開始されます。

タンパク質の摂取に関しては、牛肉や豚肉ではなく、魚を中心とし大豆食品などの植物性タンパク質を中心とする食事が有効です。

魚は準備の手間がかかることや、食べ続けると飽きてしまうため、「中性脂肪を下げるサプリメント・またはドリンク」などを購入しておき、安定した中性脂肪対策ができるように心がけるべきです。

Posted by NewVic