モノグルコシルヘスペリジンとは?

2018年6月5日

みかんアップ

モノグルコシルヘスペリジンは、近年流行っている中性脂肪を下げる働きのあるポリフェノールの一種です。

痩せる緑茶に含まれる高濃度茶カテキン、痩せるコーラに含まれている難消化性デキストリン、コーヒーのクロロゲン酸に続いて、ヘスペリジンに注目が集まっています。

モノグルコシルヘスペリジンはみかんから作られる

ヘスペリジンは、オレンジなどの柑橘類全般に含まれているポリフェノールであり、ビタミンPと言われます。みかんの皮の部分と、皮を剥いたときに見えてくる薄皮に多く含まれています。ヘスペリジンはミカンが熟してオレンジ色になる前の青みかんの段階の方が多く含有しており、熟して食べ頃のミカンなると1割程度まで減少してしまいます。

ヘスペリジンは水に溶けにくいため、使いやすくするために水溶性グルコースを混ぜたものモノグルコシルヘスペリジンです。特定保健用食品として飲料に使われる際には、モノグルコシルヘスペリジンの状態となっているはずです。

中性脂肪の改善効果のあるモノグルコシルヘスペリジン

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食事で食べたご飯(お米)やパンなどの炭水化物には糖質が多く含まれています。この糖質は、やがて体内でグルコースへと変わります。そのグルコースは脂肪酸へと合成されていきますが、その過程においてモノグルコシルヘスペリジンを摂取していると、モノグルコシルヘスペリジンが脂肪酸への合成を抑えてくれる働きをします。

つまり食事で得られるエネルギーのうち、何割かをモノグルコシルヘスペリジンがカットしてくれるのです。そのおかげで、従来と同じ食事の量を維持していても、体内で吸収されるはずの脂肪酸の量が抑えられるのです。

モノグルコシルヘスペリジンの効果は中性脂肪を下げるだけでなく、悪玉コレステロールを減少させる働き、そして善玉コレステロールを増加させる働きも期待できます。

また、ビタミンCのサプリメントにビタミンP(ヘスペリジン)が配合されることがありますが、これはビタミンCを摂取しても大半が吸収されることなく壊れてしまうため、ヘスペリジンを配合して吸収率を高めているのです。

生活習慣病の多くに効果的なモノグルコシルヘスペリジン

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モノグルコシルヘスペリジンには毛細血管を強くしてくれる働きがあるため、血流の流れがスムーズになり高血圧の症状を緩和することができます。

脂肪酸の減少と血行促進効果が期待できるため、血管の老化現象である動脈硬化(脳卒中や心筋梗塞の原因となる)を抑える働きが考えられます。また、モノグルコシルヘスペリジンは体脂肪を減らしてくれるため、糖尿病予防などメタボリックシンドロームに影響してしまう症状の改善効果が期待できます。

モノグルコシルヘスペリジンは補助的に利用する

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モノグルコシルヘスペリジンのドリンクを飲む習慣を続けていれば中性脂肪対策は安心だと考える人が多くなりがちですが、モノグルコシルヘスペリジンなどの消費者庁が認定する特定保健用食品は、「中性脂肪対策に適している」程度に考えるべきです。

例えば消費者庁が公開している《特定保健用食品の許可について》を見ると、伊藤園さんが発売している「スタイリースパークリング265ml」については以下のようになります。

トクホの食品においては、「血糖値が気になる方に適しています」、「改善に役立ちます」のような言葉が許可されていることが分かります。「中性脂肪を下げる食品」のような記載はNGとなります。

モノグルコシルヘスペリジンを含有したトクホのドリンクを飲むことで、すべての人の中性脂肪値が正常値まで下がるわけではないため、過度な期待をせずに(補助的に考えて)取り入れます。

特に中性脂肪を下げる効果を優先して対策するのであれば、中性脂肪を下げるにはステーキやピザより味噌汁を のページに記載しているように、DHAやEPAなどのn-3系脂肪酸を摂取する習慣、もしくはサプリメントで補給する対策が有効です。

Posted by NewVic